09.HEY ミスターバーボン / SCRAMBLE EGGS
この曲を一度聴いて、感じる残像は何だろうか?
古き良き時代、昭和。 正に、昭和なロック。
例えるならば、デジタル化された映像ではなく、少しボケたブラウン管やあの当時のフィルムの映画。
モノラルラジオ、カセットテープ…そうこの曲、できればアナログレコードでお聴かせしたいくらいの曲なのである。
昨今のトリオ編成のロックバンドとは、明らかにこの時代は発想が違うんだよな。
シャウトに近いボーカルスタイル。
そのボーカルの土岐さんが、弾く裸同然のベースライン。
オーバーダビングなし、Fenderのアンプを少しドライブさせたギターの音色。
文句あるか!と言われてるようなリズムを奏でるドラムス。
お代官様、逃げも隠れもいたしません…と言うような潔い演奏。
なので、録音方法もノークリックの一発録り!
そのままの形でできるだけカッコ良く聴こえるようにミックスしてみた。
詩の世界は、まるで昭和のダメ男の見本のようなのだ。
「ギャンブルで散財」ではなく「競馬でスッテンテン」なんだ!
発泡酒やノンアルコールビールじゃない、バーボンなんだ!
その時代を知ってる方にも知らない世代の方にも是非、
タイムスリップして楽しんでて欲しい1曲なのだ。
こんなバンドさんを収録できるなんて、さすが30周年のスタジオサン!(自分で言ってます)
メンバーの皆さん、ご参加ありがとうございました!
【オムニバスアルバム・トレーラー】
https://youtu.be/LtGOs0R5InU