西船橋STUDIO SUN Anniversary 30 アルバム解説!

レコーディングエンジニア伊東英州によるアレコレ

08.工事現場 / 大谷のスワンダイブ

【大谷のスワンダイブ】

Vocal.吉田
Guitar.
チャー
Bass.
コル
Drums.
マッツン(この作品で叩いています)

現在のDrums 橋本


千葉を中心に活動する大谷のスワンダイブ。

バンド名を聴いてわかる方は、プロレス好きですね。
僕もプロレス大好きです!

リーダーの吉田君は相変わらずのスタイルでその昔は、アントニオ猪木のモノマネを
ある曲中に挿入してレコーディング中に大爆笑をさせてもらった。

サウンドはミクスチャー的、いわばレッチリ的である。

大きなノリのマッツン君のドラムに、コル君のイケイケベース。
チャー君のギターはとても骨太で曲にフィットしている。

その演奏の上に吉田君が演出する工事の騒音で怒る男の心情が歌われている。

「8時ってなんだよ!堪忍袋の尾が切れるっちゃ~」

正に「ロープ最上段から怒りの 吉田節炸裂!」なのである。
この怒る男の心情を歌う吉田君の歌声が、なんとも普通のあんちゃん的でこの曲にピッタリ。

そんなマッチングが、この「大谷のスワンダイブ」の持ち味なのである。

この曲は、なんとかメンバーの呼吸感を残しながら録音できないかと、レコーディング前から
スタジオにお邪魔させてもらって、演奏を聴きながら、あれこれプランを練った。
その甲斐あってか、録音中は、メンバーひとりひとりが、純粋に音楽を楽しんでいてとてもいい雰囲気。

大谷のスワンダイブは、音源はもちろん、ライブでも楽しんでもらいたいバンドのひとつなのである。

 

 

【オムニバスアルバム・トレーラー】
https://youtu.be/LtGOs0R5InU

07.TRY~まだまだこれからだ!~ / マッハ36.5℃

【マッハ36.5℃】
Vocal & G guitar.
河内さすけ
Bass & Chorus.
佐藤陽
Drums & Chorus.
山下裕

ボーカル、ギターのさすけ君とは、もう20年近い間柄で、レコーディングだけでなく、
ライブをご一緒したり、その縁で某財団企画のライブではバンドを組んだこともある仲である。

一言で彼を表現するなら永遠のやんちゃ坊主。
とにかく素晴らしいパフォーマーなのだ。
彼の曲には、いつも明るい未来が見える。
まさにさすけ節。
それをこのアルバムに入れたいと、この企画の話がでたとき、彼に伝えた。
そんな要望に答えて書き下ろしてくれたのが、今回の収録曲である。

録音は、毎度のことながら終止リラックスしたムード。
ドラムの裕さんは、いつも通り楽曲にちょうどいい温度で叩いてくれるし、ベースの陽ちゃんは、
そこにさりげなく自己主張を 入れる。
そこにさすけ君のギターと歌が、暴れまくるって感じ。
聴き所は、トリオバンドにおけるアンサンブルとギターのシンプルなオーバーダビング。
そしてさすけ君のハスキーVoiceによる前向きな詩。
ノリ一辺倒ではなく、さりげなくクレイバーなところは、以前からの作風なのである。
ただ、それを感じさせないのがいい。

余談ですが、さすけ君は、以前あの「しくじり先生」にも出演した元プロ野球選手の
GG
佐藤氏が打席に入るときのテーマ曲を提供しておりました。
もちろん、球場で大音量で流れておりましたよ!
素晴らしい!

 

 

【オムニバスアルバム・トレーラー】
https://youtu.be/LtGOs0R5InU

06.幻想Blue / Blue EDEN

「幻想Blue
作詞:masahiro Ono
作曲:
BlueEDEN
編曲:
BlueEDEN
Produced by masahiro Ono

 

【Blue EDEN】
Vocal.
悠生
Guitar.ShuG
Bass.Flower
Drums.
梯子 

きっかけは、2年前、某番組のテーマ曲の制作依頼をDrums 梯子氏を介してプロデューサーのOno氏より受けたこと。

その作品では、某声優さんが、ボーカルを務めていたのだが、演奏は、その声優さんを除く現Blue EDEN
Ono
氏は、その演奏陣に、ボーカリストを加入させて活動を続けて行く青写真を当時、描いていたようだった。

その後、Vocal 悠生氏が加入して当スタジオにてリハーサルを重ねる日々が始まった。
そして、Ono氏が描いたBlue EDENの第一弾が、この「幻想Blue」なのである。

Rock
と言うジャンルだけでは、語れない梯子氏によるドラムプレイ、
そのドラムに呼応するかのようなFlower氏のベース、
つぼを得たフレーズで曲を支えるギターのShuG氏、哀愁漂う悠生氏の歌声。
作品全体のイメージをプロデュースするOno氏。
それなりの経歴を持つメンバーによる演奏は、とても安定していて安心してその世界観に
浸ることができる。

この曲の録音が、終了してからも、更にいくつかの作品の録音は続いており、(実は昨日も作業していた)Blue EDENは、更に進化を遂げているのだが、残念ながら、詳細については、ここでは伏せる。

アーティスト名を名乗らず、ゲリラ的にライブを敢行(かなりウケたらしい)するなど、
この「Blue EDEN」プロジェクトは、言わばテストの最終段階に入っている状態なのである。

正式に発表される情報については、後日このページでも追加していこうと思っている。

乞うご期待!

 

 

【オムニバスアルバム・トレーラー】
https://youtu.be/LtGOs0R5InU

05.Call me / Black Blank

このバンドは、そもそもは、元ELLEGARDENのドラマー高橋氏からの紹介であった。
当時は4人編成。
その録音の後、リードギタリスト脱退によりバンド活動停止の危機に陥った。
それを聞いて、失礼ながらトリオで活動するように強く説得させてもらった。
そのくらい、彼らの活動停止状態は、とても惜しいように思えたからだ。
そんな紆余曲折を経て修行も含めてここ数年少しづつ、レコーディングした中での最新楽曲が、この曲。
若干二十歳のメンバーの泡削りな音源である。
叙情的でありながら攻撃的なスタイルが、とても心地よい。

初めてボーカルのシバケンの声を聴いたとき、その荒削りなスタイルに忘れかけていた自分の中の“ ロック ”に対する初期衝動が蘇って気持ちが高ぶった。
そしてとてもメロディアスで歌うベースライン。
まるで嵐の前と後を演出するようなドラムのフレーズ。
このバンドは、周りに左右されず常にマイペースでやりたい放題なところが、凄くいい。

実はこの曲、1st mix2nd mixが存在する。
1st mix
は、叙情的仕上がりで2nd mixは、荒削りな仕上がり。
一部の歌パートを録り直した後、メンバーと協議を重ねて2つのバージョンを
つなぎ合わせたのが、今回の収録バージョンである。
あのBeatlesの「ストロベリーフィールズフォーエバー」のような発想で完成を見た。
そんな手の混んだリクエストをするあたりが、彼らの楽曲に対する思入れやピュアな
一面が垣間見えるのである。

洋楽ROCKファンには、是非とも聴いてもらいたいお勧めの1曲である。

現在、来年リリース予定の楽曲の録音も始まった。
楽曲の演奏、独創性、オリジナリティは、以前と比べ物にならない程の予感がする。
乞うご期待!である。

 

【Black Blank】

Vocal & Guitar.柴田 健太郎

Bass.野原 龍一

Drums.八木下 生輝

 

・HP 

http://artist.aremond.net/blackblank/

・Address

blackblankjp@gmail.com

 

 

【オムニバスアルバム・トレーラー】
https://youtu.be/LtGOs0R5InU

04.What is it that you lost?/ MST

作詞 Tommy     作曲  Mune

 

メンバー     

Vo.  Tommy

Gr.  Mune

Bs.  d.  

Sax.   Georges

 

今回の企画参加アーティストで最も長い付き合であるギターとプログラミングを担当したMuneちゃん。

当スタジオが、アナログレコーディングの時からレコーディングをご利用頂き、本当にありがとうございます(^.^)

 

今回の作品は、過去にリリースされた作品同様打ち込みによるバックトラックにギターと歌、そして新メンバーによるサックスを重ねる新たな手法。

とても良くできたアレンジで、トラック数もかなり多くてミックスも一苦労な楽曲でありました(^.^)

 

あれだけ良くレコーディングしていたMuneちゃんも久々の録音でかなり緊張気味。

サックス録音では、とてもいいテイクが録れたのにもかかわらず、更にテイクを重ねる。

そのフレーズひとつひとつが素晴らしく、感動しました。

ボーカルのTommyちゃんも昔と変わらずとてもムーディー。

 

完成後、Muneちゃん、Tommyちゃんとスタジオの近くの居酒屋で打ち上げ。

そしてなんと以前の作品でベースを担当していた松の字君と久々の再会。

素敵な夜と長いお付き合い、本当にありがとう。

 

以下Tommyちゃんより、お祝いのメッセージいただきました!

ありがとうございます!

 

 

30周年 おめでとうございます

 

オープン当初から 利用させて頂いていたので Sunと共に歳を重ねてきた気がしています。黒い扉を開けると 長髪に重装備の方々ばかり という時代もありましたね懐かしい!()   いつ利用させて頂いても Sunは変わらず居心地の良い場所で、英州さんの神的なお耳と優しい口調の的確なアドバイスにも いつも感謝しております。 

 

この度は素敵な企画に参加させて頂き ありがとうございました。

 

MST. Vo.   Tommy

 

【オムニバスアルバム・トレーラー】
https://youtu.be/LtGOs0R5InU

03.Starting Over / EDGE OF BEAN

「Starting Over」Song / Lyrics junta sakaniwa

 

EDGE OF BEAN 

Vo. Gt. Drs. junta sakaniwa 

Gt. hiroki shiraya

Agt. ryuta watanabe

B. hisashi ito

Pf. natsuko saito

Vn. leina ushiyama

 

歌、ドラムス、リズムギター担当のjunta氏とは、もう15年以上の付き合いで、なぜか地元の焼肉屋のランチタイムで良くすれ違う(^.^)

今回のオムニバス企画がひとつのきっかけとなって集まったメンバーは、素晴らしい経歴の持ち主ばかり。

 

レコーディングは、junta氏所有のヤマハの往年の名機のドラムセットを持ち込んで始まった。

 

バイオリンのleina ushiyama氏の録音のときには、あまりの美しい音色で、ひどい歯痛がわずか2時間30分の録音作業時間で腫れがひいてしまうと言う体験をした!

いやー自分でもビックリ!

leina ushiyama様、歯医者代浮きました(^.^)

ありがとうございました!(^.^)

 

ミックス作業においては、junta氏とふたりで数回に渡ってやり直した。

そして、いくつかのバージョンが存在する中で楽曲重視でミックスしたものを今回は、収録した。

 

初のリードボーカルをとったjunta.、全体のディレクションも良く頑張ったね(^.^)

拍手(^.^)

 

そんなjunta氏から30周年のお祝いの言葉をもらいました。

ありがとう!

以下、junta氏より

 

この度は STUDIO SUN30周年おめでとうございます。

 

エンジニアの英州さんには10代の頃からお世話になり、数々のレコーディングを行いました。

 

そんな馴染みの深いSTUDIO SUNの記念盤に参加する事が出来て、とても嬉しいです。

 

今回レコーディングした曲が1人でも多くの方に届き、誰かの救いや役に立ちます様、心から願っています。

 

曲名は『Starting Over』と言います。是非お聴き下さい。

 

英州さん、素晴らしい機会を頂き、有難うございました。

 

 

【オムニバスアルバム・トレーラー】
https://youtu.be/LtGOs0R5InU